こんにちは、くるまのコンパスのkoisanです。
ドライブレコーダーを付けていると、「これで何かあっても映像が残るから安心」と思いますよね。
ところが、実際に大切なのはカメラ本体だけではありません。
映像を保存しているSDカードが正常に記録できていることがかなり重要です。
ドライブレコーダーに「SDカードエラー」「SDカード異常」などが表示されているのに、そのまま使い続けていると、いざ映像を確認しようとしたときに必要な場面が記録されていない可能性があります。
私も自動車部品に関わる仕事をしている中で、ドライブレコーダーのSDカードについて相談を受けることがあります。
そこで気になるのが、純正品ではないSDカードへ交換しているケースです。
市販品のほうが安いので使いたくなる気持ちはよく分かります。
ただ、私はドライブレコーダーに関しては、価格だけでSDカードを選ばないほうがいいと考えています。
録画できなければ、ドライブレコーダーを付けている意味が薄れてしまうからです。
- SDカードエラーが表示される主な原因
- エラーが出たときに確認する順番
- フォーマットとSDカード交換の判断基準
- 純正SDカードを選ぶメリットと注意点

ドライブレコーダーのSDカードエラーが出る原因
ドライブレコーダーのSDカードエラーが出たからといって、すぐに本体が故障したとは限りません。
SDカードの一時的な読み込み不良、記録データの異常、カード自体の劣化、対応していない容量や規格など、いくつかの原因が考えられます。
まずは、なぜエラーが起きるのかを知っておきましょう。
SDカードも消耗品と考える

意外と見落とされやすいのですが、SDカードはずっと使える部品ではありません。
ドライブレコーダーは、走行中に映像を書き込み続けています。
容量がいっぱいになれば古い映像を消しながら新しい映像を記録するため、SDカードでは書き込みと削除が何度も繰り返されます。
スマートフォンやデジタルカメラのように、ときどき写真を保存する使い方とはかなり違います。
そのため、長期間使っているSDカードでは正常に書き込みできない部分が発生したり、読み込みが不安定になったりすることがあります。
◆ SDカードエラーは放置しない
ドライブレコーダー本体が正常に動いているように見えても、SDカードへ映像を書き込めていなければ意味がありません。
エラー表示が出たら、一度録画状態を確認しておきましょう。
何年使えば必ず交換という単純な話ではありません。
使用しているドライブレコーダーや録画時間、カードの種類、使用環境によって状態は変わります。
ただし、エラーが繰り返されるようになったSDカードを「まだ使えるだろう」と使い続けるのは、私はおすすめしません。
容量や規格が合わないこともある

新しいSDカードへ交換した直後からエラーが出た場合は、カード自体の故障だけではなく、ドライブレコーダーがそのSDカードに対応していない可能性も考えます。
SDカードにはmicroSDHCやmicroSDXCといった違いがあり、容量や対応する規格もドライブレコーダーごとに決まっています。
例えば「大容量のカードなら録画時間も長くなるから安心」と考えて、もともと対応している容量を超えたカードを入れてしまうことがあります。
しかし、大きな容量なら何でも使えるわけではありません。
また、規格や容量が合っていても、機種との組み合わせによって正常に動作しないことがあります。
◆ SDカードは容量だけで選ばない
「microSDだから入る」「容量が大きいから使える」とは限りません。
交換する前に、ドライブレコーダーの取扱説明書で使用できるSDカードの種類・容量・規格を確認してください。
市販SDカードとの相性も確認する

ここは私が特に気にしているところです。
ドライブレコーダーのSDカードエラーについて話を聞いていると、純正や付属のSDカードではなく、あとから購入した市販品を使っているケースがあります。
もちろん、市販品だから必ずエラーになるわけではありません。
対応する製品もありますし、問題なく使用できている人もいるでしょう。
ただ、メーカーによっては規格上は条件を満たしていても使用できない場合があると案内しています。
また、市販SDカードでは相性によって正常に動作しない可能性があるため、付属品や指定品を推奨しているメーカーもあります。
◆ koisanのワンポイントアドバイス
私なら、ドラレコのSDカードはあまり冒険しません。数千円を節約できても、事故やトラブルがあったときの映像が残っていなければ困るからです。
仕事で代理店の人と話していても純正SDカードを勧める人は多く、特にエラーを一度経験している車なら、私は純正品やメーカー指定品を選びます。
データの破損でエラーになる場合もある

SDカード自体が完全に壊れていなくても、保存されているデータや管理情報の状態によって読み込みや書き込みが正常にできなくなることがあります。
この場合にメーカーの取扱説明書などで案内されることが多い対処方法がSDカードのフォーマットです。
フォーマットとは、簡単に言えばSDカードをドライブレコーダーで使える状態に初期化する作業です。
ただし、フォーマットするとSDカード内に保存されている映像が消えるため注意してください。
◆ フォーマット前に残したい映像を保存
事故映像など残しておきたい録画データがある場合は、フォーマットする前にパソコンなどへ保存しておきましょう。
フォーマットすると、SDカード内の録画データが消去されるため注意してください。
また、パソコン側で自己判断してフォーマットするのではなく、基本的にはそのドライブレコーダーで指定されている方法に従うのがいいでしょう。
機種によって、本体からフォーマットするもの、専用アプリを使うもの、パソコン用ソフトから行うものなど方法が違います。
ドライブレコーダーのSDカードエラーを直す方法
では、実際にSDカードエラーが表示されたときはどうすればいいのでしょうか。
いきなりSDカードを買い替えるのではなく、簡単なところから順番に確認していくと原因を判断しやすくなります。
私なら「挿入状態の確認→必要な映像の確認→指定方法でフォーマット→改善しなければ交換」という順番で見ていきます。
まずSDカードの挿入状態を確認
最初に確認するのはSDカードが正しく入っているかです。
カードが途中までしか入っていなかったり、一度抜いたあとに正しく差し込めていなかったりすると、ドライブレコーダーが認識できないことがあります。
ただし、SDカードを抜き差しするときは、使用している機種の取扱説明書に従ってください。
電源が入ったままカードを抜くと、書き込み途中のデータに問題が出る可能性があります。
一般的にはドライブレコーダーの電源が切れた状態で作業したほうが安心です。
◆ SDカードエラーが出たら、この順番で確認
① SDカードが正しく挿入されているか
② カードの種類や容量が対応しているか
③ 残しておきたい録画データがないか
④ 取扱説明書でフォーマット方法を確認する
フォーマットして録画状態を確認

SDカードが正しく入っていてもエラーが消えない場合は、取扱説明書でフォーマットについて確認します。
メーカーによっては、SDカードの読み込み・書き込みエラーが発生した場合にフォーマットを案内しています。
操作そのものは難しくない機種が多いのですが、ここで大切なのは自己流で初期化しないことです。
例えば、ドライブレコーダー本体のメニューから行うよう指定されているなら、その方法を使います。
専用ソフトやスマートフォンアプリから行う機種なら、そちらを使いましょう。
そして、フォーマットが完了したら「エラー表示が消えたから終わり」ではなく、実際に録画できているかまで見てください。
短時間走行したあとに録画映像を再生し、現在時刻の映像が正常に残っているか確認できれば安心です。
◆ koisanのワンポイントアドバイス
ドラレコは普段ほとんど触らない部品なので、付いているだけで安心してしまいがちです。
でも、本当に確認したいのは「今も正常に録画できているか」です。
たまに録画映像を再生して、日付や時刻、前後カメラの映像が正常に記録されているか確認しておくと安心ですよ。
フォーマットしても直らないなら交換

フォーマットをして一度直ったように見えても、すぐにSDカードエラーが再発するなら、カードの交換を考えます。
特に長く使っているSDカードの場合は、カード自体の劣化が進んでいる可能性があります。
メーカーの取扱説明書でも、フォーマットを行ってもSDカードエラーが続く場合には、新しいカードへの交換を案内している例があります。
何度もフォーマットして使い続けるより、交換したほうが安心できる場面も多いでしょう。
そこで悩むのが「純正SDカードは高いから、市販品ではダメなの?」というところだと思います。
純正SDカードを見ると、市販されているmicroSDカードより価格が高く感じることがあります。私も「ちょっと高いな」と感じる気持ちは分かります。
ただ、ドライブレコーダーは写真を撮るためのカメラではありません。
事故やあおり運転、駐車中のトラブルなど、必要になった瞬間の映像を残すための装備です。
数千円を節約して記録の確実性に不安を残すなら、私はメーカー純正品またはメーカーが使用を認めているSDカードを優先します。
純正SDカードを選ぶ理由

純正SDカードのメリットは、単にメーカー名が付いていることではありません。
そのドライブレコーダーとの組み合わせを前提に販売されているため、「このカードで使えるのか」という相性の心配を減らしやすいところに価値があります。
例えば、安い市販カードを購入してエラーが出たとします。
そのとき、「カードが壊れているのか」「規格が違うのか」「ドラレコとの相性なのか」「本体が故障しているのか」と原因が増えてしまいます。
一方で指定されているカードを使用していれば、少なくとも対応カードかどうかで悩む要素を減らせます。
もちろん、純正品なら永久に故障しないわけではありません。
SDカードである以上、長期間の使用で交換が必要になる可能性はあります。
それでも私は、記録すること自体が目的の装備では信頼性を優先したいと考えています。
◆ SDカード購入前のチェックポイント
- 対応するSDカードの種類を確認する
- 対応容量を確認する
- メーカー指定品・動作確認品があるか確認する
- 価格だけで選ばない
特にメーカー指定品や動作確認されたカードがある場合は、対応が確認されているものから選ぶと失敗を減らせます。
交換後は実際の映像まで確認する
新しいSDカードを入れたら、それで作業終了ではありません。
機種によっては、新しいSDカードを入れたあとにドライブレコーダー本体でフォーマットが必要です。
エラー表示が消えて録画ランプが正常に点灯していることを確認し、そのあと実際に録画された映像を再生してみましょう。
前後2カメラタイプなら、フロントだけではなくリアカメラの映像も確認します。
さらに、日付や時刻が大きくずれていないかも見ておきたいところです。
事故が起きたとき、正しい日時の映像として確認できることも大切だからです。
私はドライブレコーダーについて、「付いているか」より「今きちんと記録できているか」を見るほうが大切だと思っています。
◆ koisanのワンポイントアドバイス
車検や点検のタイミングで、ドラレコの録画映像も一度確認してみるといいですよ。
エラー表示がなくても、最後に映像を確認したのが何年も前という人は意外と多いです。
「もし今日事故が起きたら、ちゃんと映像を確認できるか?」と考えて、定期的に録画状態を確認しておくと安心です。
ドライブレコーダーのSDカードエラーに関するFAQ
Q1. SDカードエラーが出ても録画されていますか?
A. エラーの内容によって異なりますが、正常に録画できていない可能性があります。「映っているだろう」と判断せず、エラーを解消したあとに実際の録画映像まで確認してください。
Q2. SDカードをフォーマットすると映像は消えますか?
A. 基本的にはフォーマットすると保存されている録画データが消去されます。残したい事故映像などがある場合は、フォーマットする前に保存できるデータを別の場所へ移しておきましょう。
Q3. 市販のmicroSDカードでも使えますか?
A. 使用できる市販品もありますが、ドライブレコーダーによって対応する規格や容量が違います。また、規格が合っていても正常に使用できない組み合わせがあります。私は純正品やメーカー指定品が用意されている機種なら、そちらを優先します。
Q4. フォーマットしてもエラーが直らない場合は?
A. 対応するSDカードを使っているか確認したうえで、フォーマット後もエラーが繰り返されるならSDカードの劣化や故障を考えます。新しい対応カードへ交換して録画状態を確認してみましょう。
Q5. SDカードは定期的に確認したほうがいいですか?
A. はい。エラー表示だけを見るのではなく、ときどき録画映像を再生して現在の映像が残っているか確認するのがおすすめです。フォーマットの必要性や方法は機種によって違うため、使用しているドライブレコーダーの仕様に合わせて確認してください。
ドライブレコーダーのSDカードエラーは放置しない
ドライブレコーダーのSDカードエラーが表示されたら、まずカードの挿入状態と対応する規格・容量を確認します。
問題がなければ、必要な映像を保存したうえで、その機種で指定されている方法に従ってフォーマット。
それでもエラーが繰り返されるなら、SDカードの交換を考える流れです。
- SDカードエラーを放置したまま走らない
- 容量や規格が合っているか確認する
- 必要な映像を保存してからフォーマットする
- エラーが再発するならSDカード交換を検討する
- 交換後は実際に録画された映像まで確認する
そして、SDカードを交換するときに私が一番伝えたいのは、価格だけで選ばないことです。
純正SDカードは、市販のSDカードと比べると高く感じることがあります。「同じmicroSDカードなら安いものでいいのでは?」と思うかもしれません。
でも、ドライブレコーダーは必要な瞬間の映像を残すために付けるものです。
私なら、メーカー純正品やメーカーが使用を認めているSDカードが用意されているなら、そこは安心を優先します。
ドライブレコーダーを付けただけで安心するのではなく、SDカードまで含めて正常に録画できているか確認しておく。
それが、いざというときにドライブレコーダーを本当に役立てるための大切なポイントです。

