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修理はディーラーか工場か?違いと選び方を比較|依頼前の確認点

ディーラーと町工場の修理方法や使用部品の違いを比較したイメージ
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こんにちは、くるまのコンパスのkoisanです。

車が故障したとき、「いつものディーラーへ持っていけば安心かな」と思う一方で、見積もりを見て「修理ってこんなに高いの?」と驚くことがありますよね。

そこで候補になるのが、ディーラー以外の整備工場や町工場です。

ただ、料金が安くなりそうでも「ちゃんと直してもらえるのか」「ディーラーとの違いは何なのか」と不安になる人もいるでしょう。

私は元自動車整備士で、現在まで自動車部品のセールスやカスタマーオペレーターとして20年ほど車の部品や修理に関わってきました。

その経験から言うと、ディーラーと町工場は、どちらか一方が優れているわけではありません。

大切なのは、車の年式や故障内容、今後何年乗る予定なのかに合わせて修理先を選ぶことです。

この記事では、車の修理をディーラーへ頼む場合と、ディーラー以外の整備工場や町工場へ頼む場合の違いを比較していきます。

  • ディーラーと整備工場の修理の違い
  • ディーラーの修理費用が高くなりやすい理由
  • 町工場へ修理を依頼するメリットと注意点
  • 修理費用が高額になったときの判断方法
目次

車修理はディーラーか町工場か

車修理をディーラーに頼むか、ディーラー以外の修理工場や町工場へ頼むかで迷ったら、まずそれぞれがどのような考え方で修理するのかを知っておくと選びやすくなります。

同じ故障でも、使用する部品や修理方法によって見積金額が変わることがあります。

単純に「高い店」「安い店」で比べるのではなく、見積もりの中身を見ることがポイントです。

車の修理をディーラー、整備工場、カー用品店のどこに依頼するか比較しているイメージ
車の修理をディーラー、整備工場、カー用品店のどこに依頼するか比較しているイメージ

ディーラー修理の特徴

設備の整った自動車整備工場で整備士がエンジンルームを点検している様子
設備の整った自動車整備工場で整備士がエンジンルームを点検している様子のイメージ

ディーラーへ修理を依頼する大きなメリットは、そのメーカーの車に関する情報を持っていることです。

メーカーから提供される整備情報を確認しながら作業でき、純正部品も手配しやすいため、新しい車や電子制御が多い車では頼りになる存在です。

保証期間中の車であれば、故障内容によっては保証修理として対応される場合もあります。

また、リコールやサービスキャンペーンなどが発生している場合、入庫時に確認してもらえることもメリットでしょう。

一方、ディーラーではメーカー基準に沿って修理するため、部品を再使用するより新品の純正部品へ交換する提案になりやすい傾向があります。

◆ ディーラーが向いているケース

新車保証が残っている車、比較的新しい車、電子制御に関係する故障、純正部品で修理したい場合などは、ディーラーを最初の相談先にすると判断しやすいでしょう。

ディーラー修理が高い理由

ブレーキ部品やオルタネーター、フィルターなどの交換部品と整備中の車
ブレーキ部品やオルタネーター、フィルターなどの交換部品と整備中の車のイメージ

ディーラーから出された見積もりを見て、「町工場よりずいぶん高い」と感じることもあると思います。

ただ、価格だけを見て「ディーラーだから高い」と決めるのは少し早いです。

見積金額に差が出る理由のひとつが、使用する部品と修理方法の違いだからです。

例えば、破損した部品に対してディーラーでは新品の純正部品への交換を提案し、町工場では社外品や中古部品、リビルト部品などを候補にできることがあります。

さらに、ディーラーでは故障している部分だけではなく、メーカーの整備基準や車の状態を見ながら周辺部品の交換を提案されることがあります。

その結果、最初に想像していた修理より見積金額が大きくなる場合があります。

◆ koisanのワンポイントアドバイス

ディーラーの見積もりが高かったときは、金額だけを見るのではなく「どの部品を交換するのか」を確認してみてください。

新品の純正部品なのか、周辺部品まで交換するのかが分かると、なぜその金額になったのか見えてきますよ。

ディーラー以外でも修理できる

町工場で車をリフトアップして下回りを整備している整備士
町工場で車をリフトアップして下回りを整備している整備士のイメージ

車の修理は、必ず購入したディーラーへ依頼しなければならないわけではありません。

ディーラー以外にも、認証整備工場、指定整備工場、板金塗装工場、カー用品店など、車を点検・修理できる場所があります。

エンジンや足回りなどの一般整備を得意とする工場もあれば、事故によるボディのへこみや塗装を得意とする板金工場もあります。

つまり、修理内容によって依頼先を変えるという考え方もありです。

特に保証期間が終わった車や、年数が経過している車では、ディーラー以外を選択肢に入れることで修理方法の幅が広がる場合があります。

町工場は費用を抑えやすい

町工場の魅力は、車の状態や予算に合わせて相談しやすいところです。

例えば新品の純正部品だけではなく、社外品やリビルト部品、中古部品などを使える工場があります。

まだ使用できる部分は残して、故障しているところだけを修理する方法を提案してくれることもあるでしょう。

実際、私自身もドアミラーが破損した際、新品にこだわらず中古部品を使って交換したことがあります。

中古のドアミラーを使用して破損したミラーを交換し、正常な状態へ修理した車
中古のミラーと交換を終えて正常な状態になった様子

こうした選択ができれば、新品の純正部品だけで修理するより費用を抑えられる可能性があります。

ただし、中古部品なら何でもいいわけではありません。

電装品などは中古品そのものが故障する可能性もありますし、新品との価格差が小さければ新品を選んだほうが納得できることもあります。

◆ 安くすることだけを目的にしない

「一番安い部品で直してください」ではなく、「あと何年くらい乗りたい」「できればこのくらいの予算に収めたい」と伝えるほうが、車の使い方に合った修理方法を相談しやすくなります。

町工場は技術と設備を確認

自動車整備士が診断機を車につないで故障診断を行っている様子
自動車整備士が診断機を車につないで故障診断を行っている様子のイメージ

町工場を選ぶときに気をつけたいのが、工場によって対応できる修理が違うことです。

町工場と一言でいっても、エンジン整備が得意なところ、板金塗装が得意なところ、特定メーカーに詳しいところなど、それぞれ特徴があります。

最近の車はセンサーやカメラ、コンピューターによる電子制御が増えています。

そのため、経験豊富な整備士がいるだけではなく、故障診断機など必要な設備を備えているかも確認したいところです。

事故修理についても同じです。

バンパーを交換する程度の作業と、車体の骨格まで損傷している事故では必要になる設備が違います。

⚠ 工場の名前だけで判断しない

「ディーラーだから安心」「町工場だから安い」という理由だけで決めるのはおすすめできません。

今回の故障に対応できる設備があるか、作業は自社で行うのか、外注になるのかまで確認して比較しましょう。

車修理はディーラー以外も比較

ここからは、実際に修理先を決めるときの考え方です。

車修理でディーラーか修理工場か迷った場合、車の年式だけではなく、故障内容や修理金額、これから何年乗る予定なのかまで考えてみてください。

特に修理費用が大きくなったときは、一つの見積もりだけで決めないことが大切です。

修理先の違いを比較する

ディーラーと町工場の違いを簡単に比較すると、次のようになります。

比較項目 ディーラー 町工場・整備工場
部品 新品の純正部品が中心 純正・社外・リビルト・中古などを相談できる場合がある
修理方法 新品交換を中心に提案されることが多い 車の状態や予算に合わせて相談できる場合がある
工賃・費用 修理内容や交換部品によって変わる 町工場だから必ず安いとは限らない
診断・情報 メーカー専用の機器や情報を利用できる場合がある 工場によって対応できる範囲が異なる
設備 メーカー車種に必要な設備を備えている 高度な診断機器を備えた工場もある
相談の特徴 修理後のトラブルも考慮した交換提案が中心 負担を抑える修理方法を相談できる場合がある

このように比べると、どちらにもメリットがあります。だからこそ、修理先を価格だけで決めないことが大切です。

高額修理は相見積もりを取る

車の修理内容や部品代、工賃が記載された複数の見積書を比較している様子
車の修理内容や部品代、工賃が記載された複数の見積書を比較している様子のイメージ

数千円程度の消耗品交換で毎回相見積もりを取る必要はないと思います。

しかし、修理費用が大きくなってきたら話は別です。

例えばディーラーから高額な見積もりが出た場合、町工場にも車を見てもらうと別の修理方法が見つかることがあります。

このとき確認したいのは総額だけではありません。

「どの部品を交換するのか」「新品なのか中古なのか」「工賃はいくらなのか」「交換しない部品は本当にそのままで問題ないのか」まで比較してみてください。

見積金額が10万円違っていても、修理内容まで違えば単純な価格比較にはなりません。

◆ koisanのワンポイントアドバイス

高額修理では、「A店は30万円、B店は20万円だったからB店」と総額だけで決めないほうがいいですよ。

交換部品と作業内容を並べてみると、10万円の差がどこから出ているのか分かります。私ならそこまで見てから決めます。

純正と社外品を比較する

修理費用を考えるうえで大きなポイントになるのが部品選びです。

純正部品は車両メーカーが設定している部品なので、適合確認がしやすく、元の状態に近い修理をしたい場合に選びやすいでしょう。

一方で、部品によっては社外品やリビルト部品、中古部品という選択肢があります。これらをうまく使えば、修理費用を抑えられる場合があります。

タイヤやバッテリー、エンジンオイル、フィルター、ワイパーなど車の修理や整備で交換する部品のイメージ
車の修理費用は使用する部品によっても変わります

ただし、どの部品でも社外品にすればいいわけではありません。

安全に関係する部品や電子制御部品など、純正部品を選んだほうがいいケースもあります。

逆に、年数が経過した車へ新品部品を大量に投入すると、車の価値や今後の使用期間に対して修理費用が大きくなりすぎることもあります。

「何を使って直すか」まで考えることが、修理費用を考えるうえではかなり重要です。

ディーラーだけが対応できる修理もある

ディーラーと町工場で、整備士の技術に必ず大きな差があるとは私は考えていません。

町工場にも経験豊富な整備士はいますし、高額な診断機器や設備をそろえている工場もあります。

ただし、故障内容によってはディーラーでなければ扱えない機器やメーカー側の情報が必要になるケースがあります。

このような修理では、どうしてもディーラーに頼らざるを得ないことがあります。

難しいのは、その設備を使った診断まで本当に必要なのかを、車に詳しくない人が判断するのは簡単ではないことです。

だから私は、「ディーラーか町工場か」を最初から決めるより、まず故障内容を確認して、その修理に必要な設備や診断ができるところを選ぶという考え方のほうが現実的だと思います。

工賃より修理内容を比較する

ディーラーと町工場を比較するとき、「町工場のほうが工賃が安い」と考える人もいるかもしれません。

ただ、私の経験では、町工場だから必ず工賃が安いとは言えません。

それよりも違いを感じるのは、修理方法の提案です。

ディーラーでは、修理後のトラブルをできるだけ避けるため、新品部品へ交換する提案になることが多いです。

これは決して悪いことではなく、確実性を考えた修理方法だと思います。

一方、町工場では車の年式や状態、予算などを聞きながら、「できるだけ負担を抑えるにはどう直すか」まで一緒に考えてくれることがあります。

例えば、新品交換だけでなく、状態によっては修理できないか、別の部品を使えないかなどを検討してくれるケースです。

そのため、ディーラーと町工場を比べるときは、単純な工賃ではなく、「何を交換して、どのように直す見積もりなのか」まで比較したほうがいいですよ。

車修理に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 車の修理はディーラーと町工場のどちらがいいですか?

A. 新車保証や純正部品、メーカーの整備情報を重視するならディーラーが候補になります。一方、費用や修理方法を相談したい場合は町工場も候補です。車の年式と故障内容で選ぶのがおすすめです。

Q2. ディーラー以外で修理すると安くなりますか?

A. 安くなる場合があります。町工場では社外品やリビルト部品、中古部品などを選べることがあり、修理方法によって費用を抑えられる可能性があります。ただし、修理内容が違えば金額だけでは比較できません。

Q3. ディーラーの見積もりが高い場合はどうすればいいですか?

A. まず交換する部品と作業内容を確認してみてください。高額修理なら町工場や専門工場でも見積もりを取り、新品純正部品だけでなく社外品やリビルト品などを使えるか比較すると判断しやすくなります。

Q4. ディーラーでしかできない修理はありますか?

A. あります。故障内容によっては、メーカー専用の診断機器や情報が必要になり、ディーラーでの対応が必要になる場合があります。一方、町工場でも高度な診断機器や設備を導入しているところがあるため、町工場だから対応できないとは限りません。

Q5. 事故修理も町工場へ依頼できますか?

A. 板金塗装や事故修理を得意とする工場なら対応できる場合があります。ただし、大きな事故では車体修正や電子制御装置の調整などが必要になることもあるため、その修理に必要な設備があるか確認しておきたいところです。

車修理はディーラーと町工場を比較

車修理は、ディーラーか町工場のどちらか一方に決めてしまう必要はありません。

純正部品やメーカー保証を重視するならディーラー、費用を抑えながら修理方法を相談したいならディーラー以外の整備工場や町工場が候補になります。

特に修理費用が高額になった場合は、両方から見積もりを取り、総額だけではなく交換部品や作業内容まで比べてみてください。

  • 保証期間中や新しい車ならディーラーを候補にする
  • 費用を抑えたいなら町工場にも相談する
  • 純正・社外・リビルト・中古部品の違いを確認する
  • 高額修理では複数の見積もり内容を比較する
  • 10万kmという数字だけで買い替えを決めない
  • 修理後にあと何年乗るのかまで考える

車は修理する場所だけでなく、どの部品を使い、どこまで直すかによって費用が大きく変わります。

ディーラーの見積もりが高いから町工場、町工場が安いから町工場、と単純に決めるのではなく、自分がその車にこれからどう乗りたいのかまで考えて選んでみてください。

それが、修理後に「こっちにしておけばよかった」と後悔しにくい選び方だと思います。

ディーラーと町工場の修理方法や使用部品の違いを比較したイメージ

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