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ディーラーの車修理が高い理由と安くする対処法|依頼前の確認点

ディーラーの車修理費が高いと感じ、見積もりを見ながら修理先や費用を検討するイメージ
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こんにちは、くるまのコンパスのkoisanです。

ディーラーで車の修理見積もりを出してもらって、「えっ、こんなに高いの?」と驚いたことはありませんか。

10万円、20万円と金額が上がってくると、このままお願いしていいのか迷いますよね。

私は元自動車整備士で、その後は自動車部品のセールスやカスタマーオペレーターとして20年ほど車の仕事に関わってきました。

その経験から言うと、ディーラーの修理代が高くなりやすいのには、ちゃんと理由があります。

単純に「ディーラーだから高い」という話ではありません。

純正部品を使うこと、メーカーの基準に沿って作業すること、修理後のトラブルまで考えて交換範囲を広めに見ることなど、安心して車に乗れる状態まで戻すための費用が含まれています。

ただし、車の年式や今後何年乗るのかによっては、すべてをディーラーに任せる必要がないケースもあります。

大切なのは、高いか安いかだけではなく「何にお金がかかっているのか」を知ってから決めることです。

この記事でわかること
  • ディーラーの車修理が高くなりやすい理由
  • 修理代が高すぎると感じたときの確認方法
  • ディーラーと整備工場の使い分け
  • オートバックスなどカー用品店へ依頼する判断基準
目次

ディーラー車修理は高い?高すぎる所との違い

事故車のフロントバンパーを取り外し、ラジエーターやフロント骨格の損傷を点検している修理作業の様子。
車の前側をぶつけて修理している様子

ディーラーの見積もりを見て「車修理ってこんなに高いの?」と思う人は少なくありません。

ただ、金額だけを見て高いところだと判断するのは少し早いかなと思います。

ディーラーには、一般の整備工場とは違った修理の考え方があります。

まずは、なぜ金額が上がりやすいのかを見ていきましょう。

ディーラーの修理代はなぜ高い?

ディーラーの車修理が高くなりやすい大きな理由は、純正部品とメーカー基準の作業を基本にしていることです。

例えば、ある部品が故障したとします。

故障している小さな部品だけ交換できそうに見えても、その部品単体ではメーカーから供給されておらず、関連部品を含めた一式でしか設定されていないことがあります。

こうした部品は「ASSY(アッセンブリー)」と呼ばれ、簡単に言えば丸ごと交換です。

小さな部品ひとつの故障でも、一式交換になると部品代は一気に上がります。

さらに、ディーラーでは基本的に純正部品を使用します。

社外品や中古部品を使えば安くできる修理でも、同じ選択ができるとは限りません。

ディーラーの修理代が上がりやすい主な理由

純正部品を基本として、メーカー基準に沿った点検や交換を行い、修理後の再発やトラブルまで考えて作業内容を決めるためです。

つまり、単純に部品代と作業時間だけを買っているわけではありません。

メーカーの車に対する知識、設備、保証、相談できる環境なども含めたサービスを利用していると考えると分かりやすいですよ。

純正部品と工賃で金額が上がる

修理見積もりを見るときは、まず部品代と工賃を分けて見るのがおすすめです。

車の修理代は、ざっくり言えば「部品代+工賃」で決まります。同じ故障でも、使用する部品と作業方法が変われば金額も変わってきます。

例えば整備工場では、純正新品だけでなく、車や修理内容によって社外新品、中古部品、再生されたリビルト部品などを提案してもらえる場合があります。

一方、ディーラーは基本的に純正部品を使います。

さらに工賃についても、決められた作業時間や工賃設定をもとに計算するため、値引きを前提とした料金ではありません。

比較項目ディーラー整備工場
部品純正部品が基本純正・社外品など選択肢がある場合も
交換方法一式交換になることがある部分修理を相談できる場合も
工賃メーカーや店舗の基準で設定工場ごとに異なる
メーカー情報得意工場によって差がある
費用の相談選択肢が限られる場合がある予算に合わせて相談しやすい場合も

ただし、整備工場なら必ず安いという意味ではありません。

故障内容や車種によっては、専用の診断機や設備が必要になります。

結果としてディーラーへ依頼したほうがスムーズなケースもあります。

丸ごと交換を提案する理由

「ここだけ壊れているのに、どうして全部交換するの?」と思うこともありますよね。

ディーラーが一式交換を提案する背景には、修理後の再発をできるだけ避けたいという考えがあります。

例えば関連する複数の部品が同じくらいの期間使われている場合、故障した部品だけを交換しても、少し経ってから別の部品が壊れる可能性があります。

そうなると、お客さんからすれば「この前修理したばかりなのに、また壊れた」と感じますよね。

そこでディーラーでは、今壊れている場所だけではなく、今後のトラブルまで考えて関連部品をまとめて交換する場合があります。

その分、最初の修理費用は高くなりやすいわけです。

◆koisanのワンポイントアドバイス

見積もりが高いときは「この部品は本当に全部交換が必要ですか?」と聞いてみてください。

失礼な質問ではありません。どこが壊れていて、なぜ一式交換になるのかを説明してもらうだけでも、金額への納得感はかなり変わりますよ。

ディーラーは安心にもお金を払う

ディーラーの価格を見るときに忘れたくないのが、修理以外のサービスも含めて価値を考えることです。

車を預けたときの受付、ショールーム、車種に詳しいスタッフ、メーカーの情報、点検履歴、修理後の相談など、ディーラーには車を長く管理するための環境があります。

新しい車ほど電子制御されている部分が増えており、故障原因を調べるために診断機を使う場面もあります。

単純に部品を取り外して交換すれば終わり、という修理ばかりではありません。

また、保証期間中の車やメーカー保証に関係する故障であれば、最初からディーラーへ相談したほうがいいケースがあります。

ディーラーが向いているケース
  • 新車に近い車
  • メーカー保証の期間中
  • 電子制御に関係する故障
  • 原因が分かりにくい不具合
  • メーカー独自の診断が必要な場合

逆に、年式が古くなり「あと2〜3年乗れればいい」という車なら、費用を抑えた修理方法を検討する価値もあります。

車の状態と今後乗る期間によって、求める修理の内容は変わるもの。

ここを考えずに「ディーラーは高いからダメ」「整備工場なら安いから正解」と決めてしまうのはおすすめしません。

車修理が高すぎると感じる目安

高額な車の修理見積書を確認し、修理費用について悩んでいる様子のイメージ
高額な車の修理見積書を確認し、修理費用について悩んでいる様子のイメージ

修理費が高すぎるかどうかは、金額だけでは判断できません。

5万円でも高い修理はありますし、20万円かかっても内容を考えれば妥当な場合があります。

まず確認してほしいのは、見積書に何が含まれているのかです。

故障した部品だけではなく、予防的に交換する部品や消耗品が含まれていることがあります。

見積書の項目が多いからといって、すべてが今回の故障を直すために絶対必要とは限りません。

そこで「今回直さないと車に乗れない部分」と「今後を考えて交換しておいたほうがいい部分」を分けてもらうと判断しやすくなります。

安全に関係する修理は金額だけで削らない

ブレーキ、タイヤ、ハンドル操作に関係する部分など、安全性に直接関わる箇所は安さだけで判断しないほうがいいでしょう。

費用を抑える場合でも、安全性を確保できる修理方法なのかを確認することが大切です。

そして修理費が車の現在価値に対して大きくなってきたら、修理を続けるのか、買い替えるのかも考えるタイミングです。

オートバックスの車修理は高い?依頼先の選び方

車の修理をディーラー、整備工場、カー用品店のどこに依頼するか比較しているイメージ
車の修理をディーラー、整備工場、カー用品店のどこに依頼するか比較しているイメージ

ディーラーの修理費が高すぎると感じたとき、次に候補になりやすいのが整備工場やオートバックスなどのカー用品店です。

ただし、「ディーラーより安そう」という理由だけで決めるのではなく、修理内容に合わせて依頼先を変えるのがおすすめです。

まず見積もり内容を分けて確認

ディーラーの見積もりが高かったとき、いきなり別の店へ行く前にやってほしいことがあります。

それが見積もり内容を理解することです。

まず「どこが壊れているのか」「どの部品を交換するのか」「なぜ交換するのか」を確認してください。

さらに、交換部品について次の3つに分けてもらえると、かなり分かりやすくなります。

・今すぐ必要
・近いうちに交換推奨
・予防のために交換

例えば20万円の見積もりでも、そのうち今回の故障を直すために必要なのが12万円で、残り8万円が今後を考えた予防整備というケースなら、見え方が変わってきますよね。

見積もりを理解してから他店へ相談すれば、同じ条件で比較しやすくなります。

◆ koisanのワンポイントアドバイス

分からない部品があれば「これは何の部品ですか?」で大丈夫です。車に詳しくないからこそ、説明を聞いてから決めたほうが後悔しにくいですよ。

整備工場なら安くなることもある

ディーラー以外の選択肢として、私が候補に入れてほしいのが地域の整備工場です。

整備工場の良さは、修理方法について相談できる余地があること。

純正新品だけではなく、修理内容によっては社外品や中古部品、リビルト部品などを検討できる場合があります。

例えばドアミラーをぶつけて壊した場合、新品一式で交換する方法だけではありません。

車種や状態によっては中古部品を探して交換する方法もあります。

破損したドアミラーをテープで固定し、交換前の状態を確認している様子
ミラーをぶつけてテープで固定している交換前の状態

実際、このような外装部品は中古品をうまく利用できれば、修理費を抑えられる可能性があります。

中古のドアミラーを取り付けるため、ドア内側から固定ボルトを外して交換作業をしている様子
中古のドアミラーを使って交換している様子

ただし、中古部品なら何でもいいわけではありません。

電装品などは中古品そのものが故障する可能性もあります

新品との価格差が小さいなら、新品を選んだほうが結果的に安心できることもあるでしょう。

整備工場を利用するときは「とにかく安くしてください」ではなく、あと何年くらい乗りたいのか、どの程度まで費用を抑えたいのかを伝えるのがおすすめです。

オートバックスに向く修理とは

タイヤやバッテリー、エンジンオイル、フィルター、ワイパーなど車の整備で交換する消耗品のイメージ
タイヤやバッテリー、エンジンオイル、フィルター、ワイパーなど車の整備で交換する消耗品のイメージ

オートバックスなどのカー用品店も、車のメンテナンス先として身近な存在ですよね。

ただ、車に関する作業を何でも同じように依頼できるわけではありません。

タイヤ、バッテリー、エンジンオイル、ワイパーなど、交換する商品を選んで作業してもらうような内容は相談しやすいでしょう。

一方、エンジンや電子制御などの複雑な故障については、店舗や設備、対応できる作業内容によって違いがあります。

そのため「オートバックスの車修理は高いのか?」と一括りに考えるより、今回の故障をその店舗で対応できるのかを先に確認したほうがいいと思います。

依頼内容候補にしやすい依頼先
保証に関係する故障ディーラー
メーカー独自の診断が必要ディーラー
費用を相談しながら修理整備工場
中古・社外部品も検討対応できる整備工場
タイヤやバッテリー交換カー用品店・整備工場など

結局のところ、どこが一番安いかではなく、修理内容に合った店を選ぶことが大切です。

相見積もりで確認したいポイント

ディーラーと整備工場の車修理見積もりを並べ、修理費用の違いを比較しているイメージ
ディーラーと整備工場の車修理見積もりを並べ、修理費用の違いを比較しているイメージ

修理費が高いと感じたら、別の整備工場から見積もりを取るのもひとつの方法です。

ただし、金額だけを横に並べて比べるのはおすすめしません。

同じ「10万円」と「15万円」でも、交換する部品や修理範囲が違えば同じ条件ではないからです。

比較するときは、使用する部品が純正新品なのか、社外品なのか、中古品なのかを確認します。

さらに、交換する範囲や工賃、修理後の対応まで見ておくと判断しやすくなるでしょう。

見積もり比較で見るところ

総額だけではなく、部品の種類、交換範囲、工賃、修理方法、修理後の対応まで確認してください。同じ故障でも内容が違えば金額は変わります。

私なら、数千円程度の差なら価格だけでは決めません。説明が分かりやすいか、質問したときにきちんと答えてくれるか、今後も相談できそうかという部分も見ます。

車は一度修理したら終わりではありません。長く乗れば、また別のメンテナンスが必要になります。相談しやすい工場を見つけておくことは、結果的にかなり助けになりますよ。

修理か買い替えかも考える

修理費が高額になったときは、「どこで安く直すか」だけではなく、本当に修理して乗り続けるのかも考えてみてください。

特に年式が古く、走行距離も増えている車では、今回20万円かけて修理しても、半年後に別の場所で10万円の修理が必要になる可能性があります。

だからといって、修理費が高ければすぐ買い替えという話でもありません。

車を買い替えれば当然まとまったお金が必要になります。

判断するときは、現在の車の状態、今回の修理費、今後発生しそうな整備、車検までの期間、あと何年乗りたいのかを一緒に考えるといいでしょう。

例えば、気に入っていてまだ長く乗りたい車なら、ディーラーでしっかり修理する意味があります。

逆に近いうちに買い替える予定なら、必要な部分に絞って修理する方法を相談するのもありです。

◆koisanのワンポイントアドバイス
  • 高額修理になったら「この車にあと何年乗る予定か」を一度考えてみてください。
  • 修理方法は車の状態だけではなく、これからの乗り方でも変わります。
  • 長く乗るならしっかり直す。買い替えが近いなら必要な部分を相談する。こう考えると決めやすくなりますよ。

ディーラーの車修理に関するよくある質問

Q1. ディーラーの車修理はなぜ高いのですか?

純正部品を基本として、メーカーの基準に沿った点検や修理を行うため、費用が高くなりやすいです。

また、故障箇所だけではなく、修理後の再発を考えて関連部品を一式交換する場合もあります。

Q2. ディーラーの見積もりが高すぎる場合は断れますか?

見積もりの段階であれば、内容を確認してから修理を依頼するか判断できます。

まずは交換する部品とその理由を聞き、今回必要な修理と予防的な整備を分けてもらうと判断しやすくなります。

Q3. ディーラーより整備工場のほうが安いですか?

安くなる場合はあります。

整備工場では修理内容によって、純正品以外の部品や中古部品などを相談できることがあるためです。

ただし、故障内容や車種によって必要な設備が違うので、必ず整備工場のほうが安いとは限りません。

Q4. オートバックスでも車の修理を依頼できますか?

店舗や作業内容によって対応範囲が異なります。

タイヤやバッテリーなどの交換は相談しやすい一方、複雑な故障ではディーラーや整備工場が候補になる場合があります。

まず、その店舗で対応できる作業なのか確認するといいでしょう。

Q5. 修理費はいくらから買い替えを考えるべきですか?

一律に金額だけでは決められません。

車の年式や走行距離、現在の価値、今後必要になりそうな整備、あと何年乗りたいかを含めて考える必要があります。

修理費が大きくなったときは、修理後も乗り続ける価値があるかを一度考えてみるといいですよ。

ディーラー車修理が高い、高すぎる時の結論

ディーラーの車修理が高いのは、単純に「高いところだから」という理由ではありません。

純正部品を基本とし、メーカー基準で点検・修理を行い、修理後のトラブルまで考えて交換範囲を決める。

その安心感も価格に含まれています。

そのため、新しい車や保証期間中の車、メーカー独自の診断が必要な故障では、ディーラーへ依頼する価値があります。

一方で、年式が古い車や費用を抑えて乗り続けたい車なら、整備工場で社外品や中古部品などを含めた別の修理方法を相談するのも選択肢です。

タイヤやバッテリーなどの作業なら、オートバックスなどのカー用品店も候補になります。

車修理が高すぎると感じたら、まず見積もりを分けて確認してください。

「何が壊れているのか」「どの部品を交換するのか」「今すぐ必要なのか」を聞くだけでも判断しやすくなります。

そして別の店と比較するときは、金額だけではなく修理内容まで比べること。

5万円安くても修理内容が違えば、単純な比較にはなりません。

ディーラー、整備工場、オートバックスなどのカー用品店には、それぞれ向いている修理があります。

高いか安いかだけで決めず、自分の車をあと何年乗りたいのかまで考えて依頼先を選んでみてください。

ディーラーの車修理費が高いと感じ、見積もりを見ながら修理先や費用を検討するイメージ

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